沿革

1946年6月

初代社長小峰広恵、文京区西片町に未見社(のちの小峰書店)を創立。

1946年8月15日

宮津博 作『ドン・キホーテ』刊行。記念すべきはじまりの1冊。

1947年6月

社名を未見社から小峰書店に改める。

1947年7月

児童雑誌『子供の青空』刊行。社名を改めてから最初の1冊。

1948年5月

四谷舟町6番地に新社屋を構える。

1948年10月

株式会社に法人化。小峰広恵、代表取締役に就任。

1953年3月

児童図書出版協会設立に参加。

1957年5月

今泉篤男 著『西洋の美術』、第4回産経児童出版文化賞受賞。

1958年10月

「赤い鳥代表作集」(全3巻)刊行。11月完結。

1959年6月

学年別実験観察記録「見つめる子ら」刊行(9月完結)。学年別生活記録「生活する子ら」(12月刊)とともに、「子らシリーズ」として出版界に作文ブームを巻き起こす。

1959年11月

読書推進運動協議会の創立に参加。

1960年5月

「見つめる子ら」(全6巻)、文部大臣賞、科学技術庁長官賞、日本作文の会賞受賞。

1961年3月

ノンフィクション児童文学「日本クオレ」(全3巻)、第3回児童福祉文化賞(厚生大臣賞)受賞。

1962年11月

他社にさきがけていち早く「創作幼年童話」シリーズの刊行始まる。

1966年9月

佐藤さとる 作/村上勉 絵『おばあさんのひこうき』刊行。第4回国際アンデルセン賞国内賞、第9回児童福祉文化賞、第5回野間児童文芸賞、第16回小学館絵画賞受賞。

1970年11月

佐藤さとる 作/村上勉 絵『おばあさんのひこうき』がベルリンのセシール・ドレシーア出版社から翻訳出版される。続いてスペイン語でも翻訳出版。

1971年5月

「赤い鳥の会」設立(代表・坪田譲治)。「赤い鳥文学賞」制定。

1974年8月

新宿区舟町に新社屋完成。

1975年11月

萱野茂 文/斎藤博之 絵「アイヌの民話シリーズ」(全3巻)、第10回造本装幀コンクール・東京都教育委員会賞。

1976年5月

小峰広恵、勲四等瑞宝章受賞。

1978年7月

木暮正夫 作/渡辺有一 絵『また七ぎつね自転車にのる』、第7回赤い鳥文学賞受賞。

1980年6月

丸木俊 え・文『ひろしまのピカ』刊行。第3回絵本にっぽん大賞、ミルドレッド・バチェルダー賞、第15回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞の各賞を受賞した他、イギリス・アメリカ・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク・オランダ・フランス・オーストリア・ウェールズ・スペイン・イタリアでそれぞれ翻訳出版されるなど、小峰書店を代表する1冊となる。

1984年2月

丸木俊、丸木位里 文・絵『おきなわ島のこえ』刊行。第16回講談社絵本賞、第19回造本装幀コンクール・全日本光沢加工紙協同組合連合会長賞受賞。

1984年6月

小峰広恵、代表取締役会長に、二代目社長に小峰紀雄が就任。

1985年11月

小峰広恵死去(80歳)。

1986年2月

学校図書館振興財団主催「学校図書館賞」に「小峰広恵賞」設定。

1987年6月

関根榮一 さく/渡辺三郎 え『にじとあっちゃん』、第17回日本童謡賞受賞。

1987年7月

「赤い鳥文学賞」に「小峰広恵記念・赤い鳥さし絵賞」併設。

1987年12月

赤座憲久 ぶん/鈴木義治 え『雨のにおい 星の声』刊行。第35回サンケイ児童出版文化賞、第6回新美南吉児童文学賞受賞。

1988年7月

学習研究社・国土社・大日本図書・評論社と共同企画で「てのり文庫」創刊。

1988年10月

社屋を現在の新宿区市谷台町4-15に移転。

1989年7月

赤座憲久 作/小沢良吉 絵「かかみの野の土』『かかみ野の空』、第3回赤い鳥さし絵賞、第13回日本文芸家協会賞受賞。

1989年11月

佐々木赫子 作/宇野亜喜良 絵『月夜に消える』、第38回小学館文学賞受賞。

1989年11月

上笙一郎 著『日本児童史の開拓』、’89年度日本児童文学学会特別賞受賞。

1991年11月

柏葉幸子 作/高畠純 絵「モンスター・ホテルシリーズ」、刊行開始。

1992年6月

黒川みつひろ 作絵「恐竜トリケラトプス」シリーズ、刊行開始。

2002年12月

第1回日本児童文学者協会長編児童文学新人賞に入選した『リューンノールの庭』を刊行。以後、新人作家の発掘と育成を行う。

2007年4月

「都道府県別 日本の地理データマップ」刊行。第9回学校図書館出版大賞を受賞するなど、全国の学校図書館から高い評価を得る。2022年11月には最新版「第4版 都道府県別 日本の地理データマップ」を刊行。

2009年11月

「ヒックとドラゴン」シリーズ、刊行開始。2010年に映画版が公開され、世界的な大ヒット作品となる。

2018年5月

二代目社長小峰紀雄死去(79歳)。

2018年6月

三代目社長に小峰広一郎が就任。

2018年11月

かこさとし 作/鈴木まもる 絵『みずとは なんじゃ?』刊行。かこさとし最後の絵本として各メディアで紹介され、小峰書店史上初となる発売前重版が決定するなど、大きな注目を集める。その後も子ども向けに水のことをわかりやすく伝える内容が評判を呼び、2022年5月までに12万部を突破。

2019年4月

竹下文子 文/町田尚子 絵『なまえのないねこ』刊行。普遍的な内容が評価され、第12回MOE絵本屋さん大賞2019第1位、第51回講談社絵本賞・受賞、第3回未来屋えほん大賞・大賞、第10回リブロ絵本大賞・大賞と、絵本アワードで4冠に輝く。受賞後も猫好きを中心にファン層が拡大し続け、2022年2月には22万2千部を突破。

2022年6月

黒川みつひろ 作・絵「恐竜トリケラトプスシリーズ」が30周年を迎える。