読み物

日本の読み物

小学1・2年生から

はたらくおばけの会社「おばけ屋」は、郵便局をはじめました。かっぱや、てんぐが手紙を配達します。雪女の「ひえひえ便」もひんやりと冷たくて人気です。ある日、こなきじじいが、ポストのわきにかきの種を植えました。すると「お手紙かきましょ」「お返事かきましょ」といいながら、手紙を届ける「おばけかき」がうまれました!?

発行日  2008年9月27日
判型/サイズ A5判/22cm
ページ数 55ページ
ISBN 978-4-338-19215-6
NDC 913

定価1,210円 (本体1,100円+税)


著者メッセージ

おばけ屋シリーズを描いて ただ はるよし

 おばけ屋の絵を描くにあたって、まず、登場するこどもたちは、みんな実在する人たちをモデルにしました。
おばけすいかの仲良し3人組も、おばけたまごのミカちゃんやケイスケも、時々ちらっと登場する、クラリネットを吹くフミちゃん一家も…ずいぶん昔にこどもだった人も含め、私たちの大好きな人たちに、出てもらっています。
性格は別として、顔は、なるべく本人に似せて描いて、楽しんでしまいました。
それから、日本のおばけは、やっぱり筆と墨でしょうと、自由に伸び々、はみだしてもいいくらい元気に描かせてもらいました。
 おばけ屋を手にしたこどもたちに、水墨のおもしろさをちょっとだけでも感じていただければ、うれしいかぎりです。

おばけ屋シリーズを書いて あわた のぶこ

 怖くないおばけのお話を書こうと思ったのは、4年前の夜に、愛犬ジープと散歩をしていた時でした。ジープは、重い病をかかえ、歩くのも辛そうだったのですが、家の近くのお不動さんで、私が、灯籠のかげにかくれると、うれしそうに、私をみつけて、元気にとびはねました。
夜中にお寺でかくれんぼなんかしたら、神かくしにあうよ! なんて聞いたことがありましたが…不思議なことに、ちっとも怖くありません。
「お不動さんのおばけは、怖くないねぇ。」
そんな、会話を交わし、久しぶりに、ちょっとだけ笑ったりしました。
初めて書店に並んだ本、おばけ屋のおばけかぶは、目黒のお不動さんを舞台に、こうして誕生したんです。
ジープが天国へ行って、1年が過ぎていました。
長い間、オブジェ作家として仕事をしてきましたので、文章を書くことに関しては、とっても苦労しました。
まず、紙のオブジェで、子泣き爺・山婆・大入道など、おばけのキャラクター作りからはじめました。
昔、父が仕事で妙高高原の山頂のホテルにいたことや、ここ10年近く、梅干し日記をつけながら、梅干しづくりをしていたことなど、いろんな経験をひっぱりだして、イメージを膨らませて書いたお話は、編集者泣かせの労作でしたが、とても楽しい仕事でした。
ひとつこだわったことをあげるとすると、クライマックスのシーンでしょうか。
オブジェを作っていたためか、どうしてもイラストのイメージが、まず頭に浮かんできてしまうのです。
おばけすいかのすいか花火や、おばけツリーが一斉に山から飛び立つシーンは、私が、イメージを画家に伝えて、思っていた以上の絵が、目の前でできあがってくるのは、作家冥利に尽きる思いでした!
おばけは、何にでもなれて、どこへでもいけちゃうので、題材にはこまりませんでしたが、2年の間に6冊も、おばけ屋の本が出版されたのは、夢のようです。
最後に、本作りは、まったくの素人だった私たちに、出版のチャンスをくださった小峰書店の編集や営業のみなさん、そしてこの本を読んでくれたこどもたちと…これから読もうかなあって思っているこどもたちに、一言。
「ありがとうでやんす!」
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