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見て、知る、サステナブル はじめての脱炭素

見て、知る、サステナブル はじめての脱炭素 (c)Yuka Sunada

内容紹介

ニュースで最近よく聞く「脱炭素」。でも「なんとなく難しそう…」と思う方が多いのでは?「ビジュアルとストーリーの力で、難しいことをわかりやすく」をコンセプトに、ストーリーに合ったイラストで全ページを展開。2ページ1テーマ、3分で内容をつかめます。地球温暖化を防ぎ、SDGs達成のためにも必須の脱炭素。まずはこの本を読んで、脱炭素を「見て」、「知る」。そして、子どもも大人も地球のためにできることを考えましょう!

紹介動画

クイズで学ぼう脱炭素

むずかしく感じるかもしれない「脱炭素」というキーワード。まずはクイズで「脱炭素」の基本を学んでみよう。正しいと思った答えをクリックしてみてね。

Q1 脱炭素とは、一言でいうとなんだろう?

① 二酸化炭素を別の物質に変えること

② 二酸化炭素を出さないこと

Q2 どうして二酸化炭素を減らさないといけないのかな?

① 二酸化炭素を吸ってしまうと毒だから

② 二酸化炭素が増えると温暖化が進むから

Q3 脱炭素社会に向けて、まずめざしている二酸化炭素排出量の「実質ゼロ」ってなんだろう?

① 二酸化炭素について、排出する量と吸収される量を同じにする

② 二酸化炭素を排出するモノを、まったく使わないようにする

Q4 次の国のうち、2020年の再生可能エネルギーによる発電の割合が最も高いのはどれかな?

① 日本

② アメリカ

③ 中国

④ ノルウェー

Q5 脱炭素にはごみを減らすことが大切。ごみになりそうなものを受け取らないようにすることをなんというかな?

① リサイクル

② リデュース

③ リフューズ

④ リユース

世界の子どもの脱炭素

脱炭素社会を実現するために、世界中で様々な取り組みが広がっているよ。地域の名前をクリックして、世界の子どもたちの取り組みをチェックしてみよう!

世界地図

北アメリカ アジア ヨーロッパ ヨーロッパ ヨーロッパ ヨーロッパ オセアニア 北アメリカ

North America北アメリカ

私が住む州では、SNSでつながる子育てグループがあって、弟が遊ぶおもちゃはそこからもらっています。使わなくなったおもちゃも捨てるんじゃなくて、誰か使いたい人がいないか、SNSで聞いてもらっています。だから前よりも捨てるごみが減りました。
また、お酢や蜂蜜などは、地元のお店で買っているので、使い終わった瓶は、そのお店に返しています。
(アメリカ、8歳)
私たちが通っている小学校では、「Walk to School Week (学校まで歩いて行く1週間)」という1週間があります。いつもは車を使って学校に行く子どもたちもいますが、この1週間はなるべく歩きや自転車で学校へ行きます。歩いたり自転車で学校に来たりするとシールがもらえます。抽選でアイスクリーム屋さんのクーポンももらえます。
(アメリカ、8歳・5歳)
Walk to School Week
自動販売機はほぼなく、マイボトルが当たり前で、夏の公園には無料で水を入れることができる機械が置いてあります。また、使い捨て容器に入っている果物を買うときには、なるべく紙製容器に入っているものを選ぶようにしています。
(カナダ、9歳・7歳)
紙製容器に入っている果物

Asiaアジア

通っているインターナショナルスクールでは、環境負担を減らすため、毎週月曜はお肉を使わないメニューの給食です。完全なベジタリアンにならなくても、週に一回くらいお肉がない食事をするだけなら気軽に取り組めるし、その分野菜を使った今まで食べたことのないメニューを楽しめるのは新たな野菜の美味しさを知る機会にもなり、子供たちも楽しんでいます。
(ベトナム、5歳・3歳)

Oceaniaオセアニア

Toy Libraryという、住んでる人はただでおもちゃが借りられるサービスがあり、小さいおもちゃから、ブランコやトランポリンという大きいものまでがあります。エコのためというより、物を大事にするのが当たり前のように生活している感覚があります。また、電気を大切にしているので、日本より学校などの教室が暗い印象があります。
(オーストラリア、5歳)
身近で得られるものを大切にする、ということを意識しています。たとえば、クリスマスツリーは前の月に嵐で倒れてしまった木を使って手作りのものを作ったり、地元でとれたものをたくさん売っている地産地消のファーマーズマーケットで購入したりすることです。また、オーストラリアは、ヴィーガン・ベジタリアン、オーガニック食材も豊富なので、できるところから菜食に取り組んでいます。
(オーストラリア、5歳・3歳)
嵐で倒れてしまった木を使って手作りクリスマスツリー
地産地消のファーマーズマーケット

Europeヨーロッパ

フランス(ヨーロッパ)は、日本よりも環境に対する意識がずっと強く、こまめに照明を消したりエコバックを持参したりというのはごく当たり前の日常です。飛行機に乗るのを控えようといった動きもあります。また、学校でもエコや脱炭素についてしっかりと授業時間が取られています。エコや脱炭素に関して、資料を読んで、みんなでディスカッションをして、自分たちでどんなことをできるか発表しあう、といった授業に年間2週間ほど使っています。
(フランス・12歳)

読者の声

”脱炭素”は現代社会において大変重要な事柄ですが、具体的に何を指すのかが分かりづらいように感じます。その”分かりづらさ”を見事に本書は解決していると思いました。印象に残ったのは、一つのトピックから、次のトピックへ話を広げていく過程がとても鮮やかな点です。例えば第1章では、二酸化炭素の増加→地球温暖化→日本への影響と脱炭素を達成する必要性が、順を追って感じられるようになっています。さらに、「地球温暖化は日本の農作物にどんな影響を与えるのか?」、「なぜパリ協定は平均気温の上昇を”1.5℃未満に抑えること”を目指したのか?」など大人でも知らない情報も多く、思わず読みふけってしまいました。またすべての漢字にルビがついているので、どの年代の子どもにも薦めやすいと思います。オールカラーで、かわいいキャラクターがナビを務めてくれる点もよかったです。

図書館関係者 ゆりさま

イラストやグラフなどで、とても解りやすい。温室効果ガスのバランスや、脱炭素の具体的な目標や、脱炭素には多方面からの目線が必要なことなど、これからの世界に必要で大切なことが書かれていました。「もっと学びたいときに」のフォローもよかったです。

図書館関係者さま

書誌情報

『見て、知る、サステナブル はじめての脱炭素』<br>定価1,320円(本体1,200円+税10%)

『見て、知る、サステナブル
はじめての脱炭素』

定価1,320円(本体1,200円+税10%)

プロフィール

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