© Yuka Sunada
ニュースで最近よく聞く「脱炭素」。でも「なんとなく難しそう…」と思う方が多いのでは?「ビジュアルとストーリーの力で、難しいことをわかりやすく」をコンセプトに、ストーリーに合ったイラストで全ページを展開。2ページ1テーマ、3分で内容をつかめます。地球温暖化を防ぎ、SDGs達成のためにも必須の脱炭素。まずはこの本を読んで、脱炭素を「見て」、「知る」。そして、子どもも大人も地球のためにできることを考えましょう!
むずかしく感じるかもしれない「脱炭素」というキーワード。まずはクイズで「脱炭素」の基本を学んでみよう。正しいと思った答えをクリックしてみてね。
脱炭素社会を実現するために、世界中で様々な取り組みが広がっているよ。地域の名前をクリックして、世界の子どもたちの取り組みをチェックしてみよう!
”脱炭素”は現代社会において大変重要な事柄ですが、具体的に何を指すのかが分かりづらいように感じます。その”分かりづらさ”を見事に本書は解決していると思いました。印象に残ったのは、一つのトピックから、次のトピックへ話を広げていく過程がとても鮮やかな点です。例えば第1章では、二酸化炭素の増加→地球温暖化→日本への影響と脱炭素を達成する必要性が、順を追って感じられるようになっています。さらに、「地球温暖化は日本の農作物にどんな影響を与えるのか?」、「なぜパリ協定は平均気温の上昇を”1.5℃未満に抑えること”を目指したのか?」など大人でも知らない情報も多く、思わず読みふけってしまいました。またすべての漢字にルビがついているので、どの年代の子どもにも薦めやすいと思います。オールカラーで、かわいいキャラクターがナビを務めてくれる点もよかったです。
図書館関係者 ゆりさま
イラストやグラフなどで、とても解りやすい。温室効果ガスのバランスや、脱炭素の具体的な目標や、脱炭素には多方面からの目線が必要なことなど、これからの世界に必要で大切なことが書かれていました。「もっと学びたいときに」のフォローもよかったです。
図書館関係者さま
NewsPicksビジュアルストーリー・デザイナー。「ビジュアルとストーリーの力でニュースをわかりやすく伝える」ことをモットーとし、記事の執筆とデザインの両方を担当。様々なテーマの入門記事を数多く手がけ、難しいことをわかりやすく書く記事にファンが多い。今回が初めての書籍となる。
1981年米国生まれ。トロント大学留学、京都大学文学部卒業後、産経新聞を経て、2011年週刊ダイヤモンド、2016年にNewsPicksに参画。テクノロジー、エネルギー、カルチャーをカバー。2019年から副編集長、ニューヨーク支局長。Quartz Japanの創刊編集長。 主な著書に「アップル帝国の正体」(共著、文藝春秋)、「グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす」(文春新書)など。
© Yuka Sunada